「もしも日本座敷を一つの墨絵に喩えるなら、障子は墨色の
最も淡い部分である。」(谷崎潤一郎「陰翳礼賛」)
確かに障子は光に微妙な働きかけをします。
空間を仕切っていても、光は通し、けれどもガラスのように
素通しではなく、いったん受け止め濾過し空間へ滲ませる。
四季折々に変わる光の移ろいを繊細に楽しむ文化から生まれた
インテリア、それが障子。
古くから障子和紙の名産地として知られてきた市川大門で
常に最良の品質を産むべく作り続けてきた伝統を大切に
いつまでも変わらない美しい日本の暮らしを形にしていきます。
Japanese uses paper for the room devider called Shoji.
Even if the space is partitioned, light can pass through delicate beauty of japanese papers.
At Ichikawa-daimon which has known as a famous production region for Shoji washi,
we will create the beautiful Japanese life that will never change.
良さは分かっても忙しく、欧米化した現代の暮らし。
大直ができることはなんだろうと考え続けて
商品開発を行っています。
たとえばマンションで一室だけ和室の暮らしだと、
洋風な全体の中でらしさを失わずに溶け込める
シンプルモダンなデザインを。また忙しく
張り替えを難しいと感じる方には、
より張り替えしやすいサイズや素材のご提案を。
良さがあっても時代の変化で消えていくことが
多い中、良さを見つめ、変化を楽しみ一緒に
次につなげていきたい。
そんな思いが詰まった大直の障子紙です。
Our new design is for the busy westernized life from modern design
to fit with western style interior to the easy scale and function
so to help customer to renew the shoji paper by themselves.