大直は昔から続く紙製品自体もさることながら、
紙本来が持つ強度や透明感、素材同士の調和から
生まれる新しい効果など、既成概念にとらわれずに
素材開発を重ねてきました。
その中で変わらず考え続けていること。
時代の移り変わりや人々の暮らしの変化の中で
紙という可能性溢れる素材ができることは何かということ。
素材作りから製品のあり方まで、常に時代とともに
進んでいく中で生まれたプロジェクトたちです。
Using the unchanged quality of paper itself, Onao has been trying to create new role in the modern lifestyles.
国内外で大直といえばSIWAを思い
浮かべていただくことも多いブランドです。
鉄砲伝来の際に来日した外国人が和紙の
強さに驚いたという記述や大福帖など
大切なものを紙で書くことが一番安心と
言われたほどの紙の強さと信頼性を基に、
新しい挑戦から生まれたこの素材とブランドです。
Respecting the possibility of Washi itself, Onao has created the strong material called Naoron and using this material, SIWA brand shows the various possibility of washi as material for fashion and interior.
ナオロンの特性を生かしつつ、さらに立体的かつ
デコラティブで遊びのあるデザインに挑戦するべく和紙糸を開発。
SIWAのブランドプロデューサーである一瀬愛と
ファッションスタイリストの谷崎郁子、
3Dニットデザイナーの丹治基浩が集まり、
紙糸の軽やかな魅力を生かしつつ、
ポップで立体的なニッティングに仕上げたブランド。
Using originally spinned paper yarn to create 3D pop knitting products by Ai Ichinose from SIWA,
fashion stylist Ikuko Tanizaki and knit designer Motohiro Tanji.
デザインディレクションに篠崎恵美を迎え
作られた紙の花のブランド。
日本人の手仕事の素晴らしさを伝えるべく、
花の形をグラフィカルに捉え、
ありとあらゆる紙素材で具現化しています。
2017年にミラノでインスタレーション発表。
Directed by Emi Shinozaki, using various papers to draw the beauty of flowers.
水に強い和紙ナオロンの素材特性を生かしながらも、
繊細な花を形取ってひとつひとつ手作りしたアクセサリーは
NYで活躍するハットデザイナーであるヒシカワアユコと
大直が共同で生み出したもの。
イヤリングやブローチ、ピアス、コサージュなど紙ならではの
軽やかさと美しいカラーが魅力。
The hand made jewelries made with Naoron paper by the accessory designer Ayuko Hishikawa NY.